イタリアのメローニ首相が好きなアニメは何だろう?と気になって調べてみると、キャプテンハーロックや北斗の拳の他様々なタイトルが出てきます。ただ、ネット上の情報には「本人の発言」と「ミーム(ネタ)として拡散された話」が混ざってしまいがちです。
この記事では、本人の発信を軸に、ハーロックを賞賛する理由や北斗の拳との関係、そして本人をアニメ風にしたミーム「Meloni-chan」とラブライブの小原鞠莉が結びついた経緯について解説します。
- 本人が好意的に触れた作品の整理
- キャプテンハーロックを賞賛する理由
- 「Meloni-chan」と小原鞠莉の関係
メローニ首相が言及したのは2作品
まずは「本人がどの作品に触れたのか」をパッと把握しつつ混同されやすい話題を切り分けます。本人の発信として「好き・思い入れがある」と判断できるのは、主にキャプテンハーロックと北斗の拳の2作品です。
ドラゴンボールやジョジョ、ルパン三世、ラブライブなども一緒に語られることがありますが、それらは「噂レベル」の話。事実として断定するには少し注意が必要です。
| 区分 | 作品・話題 |
|---|---|
| 本人の言及あり | キャプテンハーロック/北斗の拳 |
| 混同しやすい | Meloni-chan/ラブライブ(小原鞠莉) |
| 噂になりやすい | ルパン/ドラゴンボール/ジョジョ など |
本人が明確に言及してるのはキャプテンハーロック/北斗の拳ですが、それ例外は推測が混ざりやすいので注意が必要です。
メローニ首相とキャプテンハーロックの関係
キャプテンハーロックについては、メローニ氏が節目のタイミングで作品を取り上げ、ある世代の象徴として語っています。
メローニ首相がキャプテン・ハーロックを称賛する理由
“Io mi batto solo per quello in cui credo”. Quarant’anni fa sbarcava in Italia #CapitanHarlock, “il pirata dello spazio”. Fu il simbolo di una generazione che ha sfidato l’apatia e l’indifferenza della gente, lottando contro chi voleva privarla del futuro. #9aprile pic.twitter.com/K7W2ptQlM4
— Giorgia Meloni (@GiorgiaMeloni) April 9, 2019
X(投稿当時はtwitter)にはイタリア語の反応が多くついているので知る人ぞ知るという作品以上にイタリアでは知名度がある作品なのでしょう。単に「作品名を出した」だけでなく「無関心への反発」や「未来のために戦う姿勢」といった物語の精神性に触れているのがポイントです。
単なる懐かしアニメの枠を超えて、自身の価値観を重ねる対象として語られたからこそ、ここまで大きな話題になったといえるでしょう。海外ではキャプテン・ハーロック」は「反骨のヒーロー」という文脈で語られることが多いようです。
なぜ政治家にハーロックが選ばれたか
政治家が「推しアニメ」としてハーロックを挙げるのは、そのキャラクター像が「妥協しない」「自由を守る」「流されない」といった象徴として機能するからです。
社会の「無関心」に立ち向かうというテーマは、政治的なメッセージとも相性がいいです。自分の考えを伝えるための「言葉」として、ハーロックの物語は非常に引用しやすい存在なのだと考えられます。
- 反骨と自由を象徴する主人公の姿
- 「無関心」に対するカウンター
- 世代共通の体験として語れる強み
ここを理解しておくと、なぜ彼女がこの作品を大切にしているのかがより深く見えてきます。
イタリアでハーロックが人気の理由
日本で松本零士さんといえば宇宙戦艦ヤマトや銀河鉄道999が有名でハーロックは影に隠れがちです。
一方ヨーロッパではどうやらハーロックの方が人気があるようです。あらすじを要約すると…。
西暦2977年、人類は怠惰に溺れ、地球政府は腐敗していた。そんな中、謎の生命体「マゾーン」による地球侵略が始まる。唯一その危機に気づいた宇宙海賊キャプテンハーロックは、己の信念のみに従い、親友の遺志を継ぐ宇宙戦艦「アルカディア号」を駆って立ち上がります。政府から追われる身でありながら、40人の若き仲間と共にマゾーンに戦いを挑むハーロック。それは地球を守るためではなく、自由のために戦う男の孤独な旅路でした。滅びゆく地球と人類を救うため、彼は宇宙の果てで己の旗を掲げ続けます。
人々に響いたポイントは己の信念のみに従い自由のために孤独に戦うという所でしょうか。正確にはハーロックにも宇宙戦艦(アルカディア号)に搭乗する仲間はいますが地球政府には属していない一匹狼という設定です。地球を守る物語でありながら個人に寄せたところがイタリア人の気質にあったのかもしれません。
メローニ首相と北斗の拳の関係
北斗の拳については、イタリアでの放送開始日に合わせて「このアニメを見て育った人は?」とSNSで呼びかけたことがあります。
北斗の拳は海外でタイトルが異なるため複数の名前で話題になります。イタリアでの北斗の拳の正式なタイトルは「Ken il guerriero」。直訳すると「戦士ケン」です。
マニアックなファンというより、世代の共通体験として作品をピックアップしている印象です。イタリアでのテレビ文化において、北斗の拳がどれほど大きな存在だったかを知る手がかりになりますね。
メローニ首相は小原鞠莉推し?
メローニ首長とラブライブ!はセットで名前が出ることが多いです。その理由は拡散された「Meloni-chan」の画像の一部に、ラブライブ!のキャラクター(小原鞠莉)を加工したものが含まれていたからです。
「Meloni-chan」とは
まず「メローニちゃん(Meloni-chan)」が生まれた経緯を説明します。「Meloni-chan」は、彼女をアニメ風に描いたファンアートやミーム(ネット上のネタ)のことです。
支持者が作ったイラストがSNSでバズりそれを公式側がコミュニケーションの一環として活用したというのが実態です。「ネット上の盛り上がりを政治広報に取り込んだ現象」として見るのが自然です。
メローニ首相はラブライバー?
こうした流れであるユーザーが#MeloniChanのハッシュタグを付けて以下の画像を投稿します。このキャラクターが選ばれた理由はイタリア系の血が入った設定のためと思われます。メローニ氏はFacebookでこの投稿をシェア(現在は削除または公開範囲限定)しました。※この時点ではまだ小原鞠莉の名前は出ていません。
掲示板に転載され話題になっていたのをnextquotidianoというネットメディアが取り上げて”Meloni-chanの元ネタはラブライブの小原鞠莉“という記事を投稿しました。こうした経緯でメローニ氏とラブライブが結びつけられることになります。
以上を踏まえると「メローニはラブライブが好きで小原鞠莉推し」と結びつけるのは早とちりですね。メローニ首相がラブライブを認知しているかはわかりませんが今度の来日で知ってラブライバーになってくれれば素敵です。
メローニ首相とコミックイベントRomicsの関係
2018年にローマのコミックイベント「Romics」を訪れていたことも話題になりました。
これは自分の好きな作品のためというより、若い層へのアピールや、ポップカルチャーに理解のある姿勢を示したと捉えられています。イベント参加は広報戦略の一つとして眺めてみるのがよさそうです。
ルパンやジョジョの噂
ルパン三世、ドラゴンボール、ジョジョ……このあたりはセットで名前が挙がりやすいですが、本人が明確にファンだと公言した確かなソースは乏しいのが現状です。
事実とミームの切り分けたまとめ
最後に整理すると、彼女の好きなアニメとして確実に押さえておきたいのは、キャプテンハーロックと北斗の拳です。この2つは「本人が触れた」タイトルとして扱いやすいです。
一方でラブライブはネタが混ざった結果生まれた話題。ルパン三世などは裏付けが必要な噂と分類するのがよいでしょう。
- 本人発信が明確なのは「キャプテンハーロック」
- 「北斗の拳」はイタリアでの世代的体験として語られた
- 「ラブライブ」はミームよって誤解を招く可能性
- そのほかの作品は情報の出どころを慎重に判断


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