現在SNSで動画が拡散されている松江西高校ですが、調べてみると単に特定の生徒が暴れてるというものでなく複雑な事情があるようです。授業どころか学校の運営そのものに問題があり学校法人と教員・生徒・保護者が対立していてカオス状態のようです。
対立の理由はいくつかあるようで全体像を掴むのが少し難しい状況です。この記事では、報道ベースの確実な事実と「まだ断定できない話」を整理しながら、今、松江西高校で何が起きているのかを分かりやすく紐解いていきます。
- 行政指導の内容と「BT(バイターン)」問題
- 生徒の単位や、勉強する環境はどうなっているか?
- 理事長・教師・保護者の対立が起きた背景
在校生による証言
学校の運営主体が変わったことに問題の発端があるようです。
今話題中の松江西高校HPなど。
どうも学校自体がインチキ学校で、生徒も中学・他校でどうにもならなかったのを集めて形だけ卒業させる動物多頭飼い商売という感じ。
大学進学希望者は来るなと学校が自分で言っている。https://t.co/oLpzTUS6JJ pic.twitter.com/TtX6aeDx9e— シバショウゴ(時代小説公開中) (@show5shiba) January 7, 2026
松江西における対立の経緯
まずは、この問題が「いつ・何がきっかけで表面化したのか」を時系列で見ていきましょう。ポイントは、2023年の訴訟と、2025年の授業未実施による行政指導という、別々の出来事が重なっている点です。
県の行政指導とBT未実施
松江西高校にとって大きな出来事となったのが、島根県による行政指導です。ニュースなどで発表された内容を簡単に言うと、「届け出ていたカリキュラム通りに授業が行われていない」という指摘でした。
特に注目されたのが、学校独自の科目である「BT(バイターン)」です。職業教育や企業での体験学習などを行う授業で、本来は各学年5単位分あるはずでした。
行政指導で問題視されたのは、「5単位分の届け出をしているのに、最初からすべて実施するつもりがなかったのでは?」という点です。その結果、実施された分と、実施されずに単位が取れなかった分が出てしまったとされています。
単位不足が生徒へ与える影響
授業が行われなかったと聞くと、心配なのは生徒たちの「単位は大丈夫なの?」という点ですよね。実際に、単位が取得できない状況があるという指摘も出ています。
ただ、学校側からは「進級や卒業に支障はない」という説明がなされた時期もあり、情報の受け止め方が難しいところです。
単位や進級の最終的な判断は、一人ひとりの履修状況によって変わってきます。
「単位が足りないから即卒業できない!」と決めつけるのではなく、学校側の公式な説明と、実際の授業状況をあわせて確認することが大切です。
教員数不足と授業体制
行政指導の中でもう一つ触れられたのが、先生の人数についてです。ある年度において、法律などの基準で決められた人数を下回っていたことが指摘されています。実際には「募集してもなかなか先生が集まらない」といった事情も報じられており、背景はかなり複雑なようです。
先生の人数は、その年の生徒数や定員によって「必要な人数」が変わります。数字だけを見て判断せず、いつの時点の話なのかをチェックすると混乱しなくて済みます。
就職特化学科の不認可答申
対立の根っこにあるのが、新しく作ろうとしていた「就職特化」の学科(総合学科)の計画です。報道によると、専門の審議会が「認可は難しい(不認可が適当)」という判断を下し、県知事に報告したそうです。
理由としては、学習指導要領のルールに合っているか、先生をしっかり確保できるかといった不安要素が挙げられたとのこと。学校の大きな方針に関わることなので、現場の先生方の反発や、保護者の不安につながったようです。
ただ、「地域の就職をサポートしたい」という考え方自体には共感する声もあり、意見が分かれやすいテーマだと言えます。
懲戒処分と提訴の争点
この対立がはっきりと形になったのが、教員による集団提訴です。報道では、新しい学科の動きなどをめぐって、停職や減給といった懲戒処分を受けた教員たちが「処分は不当だ」として裁判を起こし、学校側はそれを争う姿勢を見せていると伝えられています。
争点は、大きく分けて2つあります。
- ビラ配布などの行動が、本当に処分の対象になるのか
- 教育方針を変えることで、生徒に不利益がないか
裁判沙汰になると、つい「どっちが正しい・悪い」と考えがちですが、実際には学校のやり方・現場の思い・説明不足などが複雑に絡み合っているようです。
松江西高校における対立の論点
ここからは、理事長(学校側)、先生、生徒、保護者、それぞれの立場で何が問題になっているのかを整理します。誰かを責めるのではなく、問題の構造を客観的に見ていきましょう。
理事長と法人の主張
学校側の考えとして語られているのは、「地元の就職に強い教育を作りたい」「体験型の学びを充実させたい」というビジョンです。BT(バイターン)のような取り組みも、その思いから始まったものでした。
ただ、行政指導を受けた以上、「届け出と実際の授業が違っていた点」や、手続き・説明の進め方に不備があったことは、重く受け止めるべき事実といえます。
ここで気をつけたいのは、「掲げている理想」と「ルール上の手続き」は別物だということです。いくら理想が素晴らしくても、ルールが守られないと、生徒や保護者は不安になってしまいます。
教師側の懸念と訴訟
先生たちは、授業がしっかり行えるのか、今の生徒たちに悪影響はないか、といった点を心配してきたと報じられています。「授業が成り立たない」「単位がはっきりしない」という状態は、教育のプロとして見過ごせなかったのでしょう。
ただ、現在裁判が行われている最中ですので、細かい部分は法廷で明らかになっていくはずです。外から決めつけた判断をするのは少し控えたほうが良さそうです。
保護者会見と説明要求
保護者の方々も、会見を開いて学校に説明を求めるなど動いています。親御さんからすれば、教員不足や授業の中止は、「うちの子、ちゃんと卒業できるの?」「就職や進学は大丈夫?」という切実な不安に直結します。
学校の内部事情よりも、まずは「これからどうなるのか」という具体的な説明が求められています。
学校崩壊と言われる要因
「学校崩壊」という強い言葉は事実というより、多くの人が感じている不安が言葉になったものだと考えられます。
なぜ不安がここまで大きくなったのか、その要因をまとめると以下のようになります。
- 授業が行われなかったり、単位が不透明だったりすること
- 先生の数が足りず、体制が不安定に見えること
- 運営側と現場の先生の対立が長引いていること
- 説明が足りず、様々な噂が広がってしまったこと
さらに、SNSで動画が拡散されると不安は一気に加速します。ただ、動画だけでは「いつ、どこで、何があったのか」を正確に知ることは難しいので、感情的に個人を特定したり叩いたりしないよう注意したいですね。
もし「拡散されている動画の内容も含めて詳しく知りたい」という方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

松江西はどうなった?まとめ
最後に、これまでの状況を個人の責任を問わない形でまとめます。
大切なポイントはこの3点です。
- 「BT」などの授業が計画通りに行われなかったことが行政指導につながった
- 先生不足や運営の不安定さが、生徒や保護者の不信感を生んでしまった
- 学科の作り方や運営方針をめぐる対立が、裁判にまで発展し長引いている
誰かを一方的に攻撃したり、噂を信じ込んだりするのは避けましょう。 正確な情報は、学校の公式サイトや島根県からの発表、新聞などの信頼できるニュースを確認するようにしてください。
情報を追うときは、「いつの話か」「確実な事実は何か」を冷静に分けるのが、一番の近道です。



コメント