小型包装物航空便の主要国別平均配達日数~追跡付きで800通送った結果

海外に発送する際にEMSを利用する方は多いかと思います。でもものによっては割高感があります。少し時間がかかってもいいからもうちょっと安く送る方法はないでしょうかね。

自分はネットショップを運営しておりここ3年で小形放送物の航空便を800件発送しました。中途半端な数字なのはそれ以前はデータを破棄してしまったんですね。とっとけばよかった…。

ラベルを発行する国際郵便マイページの発送履歴がこちらです。過去6か月の履歴が残りますが367件記録されております。画像を加工してるといわれるかもしれませんが…(^^ゞ)

当初は小型包装物航空便を利用しておりましたが海外発送では日本とは違って配達途上で盗難されるというリスクがあるわかり追跡可能となる書留(410円)を付けるようになりました。

SAL便はさらに安く書留では追跡できない国が何故か追跡できることもあったりします。しかし所要日数にばらつきがあったり扱えていた国が突然扱えなくなったりと商用としては不安定なので利用するのをやめました。船便は2-3か月かかってしまうので論外です。

書留付き小型包装物航空便に落ち着いたのですが、封筒しか送れないイメージがあり大きいものは国際小包で発送していました。しかし実際にはゆうパックの60サイズまで送れることがわかりました。特典付きや複数枚収納したボックスタイプなどほとんどのCD扱いの商品は対応可能です。

書留付き小型包装物航空便ではEMSよりは大幅に安くなります。ただし補償は6000円までとなりますので高価な商品はEMSを利用した方がいいでしょう。

アメリカは

ドイツ

フランス

さらに安くするなら小型包装物より国際eパケット

国際eパケットとは国際郵便マイページで発行されたラベルを用いるサービスです。実質的には書留を付けた小形包装物(航空便扱い)と同じなのですで値段は安くなります。 恐らくマイページに登録させるためのインセンティブだと思われます。

2021年1月1日からアメリカ宛ての荷物は通関電子データ送信義務化により国際郵便マイページで発行したラベルでしか発送できなくなりました。テロ対策の一環ですがこうした流れは他国にも波及し将来的には手書きのラベルでは国際郵便は発送できなくなる見込みです。

サイトに登録して発行方法を覚えるのは面倒臭いと思います。自分も最初は敬遠していましたが一度覚えてしまえば手書きよりはるかに簡単にラベルを発行できるのでこの際ぜひ覚えてしまいましょう。

EMSと国際eパケットの所要日数のおおよその比較

一般的にはEMSは1-2週間、国際eパケットは2-3週間といわれていますが自分の経験則にもあっています。ただし長年EMSを利用していた方は「ちゃんと届くのか?」「お客様からクレームはこないのか」と不安になると思います。

1000枚送った経験を元に国別に解説いたします。配送システムについての客観的な評価というより「ちゃんと届くのか?」「クレームは来るのか?」という観点を重視した評価であることをご理解下さい。あくまで参考程度にしてください。

ここではすべての国というわけにはいきませんから特に越境ECでの取引の多い以下の国を対象とします。

アメリカ、中国、韓国、台湾、香港、シンガポール、タイ、イギリス、ドイツ、フランス

国際eパケットでも問題ない国

韓国、台湾、香港、シンガポール、タイ、アメリカ、ドイツです。韓国、台湾、シンガポール、ドイツは日本と同じ感覚で発送できると思います。特にドイツは仕事が終わっても職業シュミレーターゲームで遊ぶほど仕事に対するモラルが高いと言われています。

ドイツで中学入学時点で大学に行く人と職業学校に行く人とに別れることが背景にあると思われます(人生の早い時期に仕事を決める弊害もあると言われています)。タイとアメリカは配送システムというより現地の日本人が多いため取り扱い量でカバーしているという印象です。

国際eパケットだと不安が残る国

イギリス、フランスです。意外とイギリスの郵便事情はあまりよくありません。郵便事業会社のロイヤルメールというのですがこれが評判悪いのです。またフランスは先進的なイメージがありますがナポレオン以降の官僚国家で郵政事業はお役所仕事であまり信用できないと言われています。高価なものを送るときは避けたほうがいいかもしれません。

EMSが望ましい国

中国です。自分は普段国際eパケットで送ってクレームないのですが国土が広いのと人口が様々な民度の人がいますので一概にいえませんのでEMSで送った方がいいと思います。

EMSで送るべき国

以上あげた国以外は原則EMSで送るべきでしょう。配送システムの以前にサンプル数が少ないためです。北欧諸国とベネルクス三国は国際eパケットで良いと思いますがサンプル数が少ないので今回は除外しました。南欧は比較的注文が入るのですがのんびりしたお国柄が関係しているのかEMSでないと他の先進国よりかなり時間がかかります。

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