国際郵便の追跡で輸入取止めが出ると、「え、これ届かないやつ?」って一気に不安になりますよね。私もAmazonマーケットプレイスで海外発送をやっているので、EMSのステータスが通関手続中のまま動かなかったり、税関保留や配達局保留に切り替わって止まったり、税関から名宛人に照会中になって受取人が困っていたり…このへんは何度も経験しています。
ただ、輸入取止めは“終わり”と決まった表示じゃなくて、検疫確認中や通関の追加確認、課税通知書の支払い待ち、インボイス不足、通関電子データ(EAD)の不備、あるいは禁制品・偽ブランド差止みたいな重い理由まで、原因の幅がかなり広いんですよ。
この記事では、追跡表示の読み方から、原因の切り分け、受取人・差出人それぞれが今すぐやるべき対処まで、海外発送の現場目線でまとめます。ここ、気になりますよね。
- 輸入取止めで多い原因の見分け方
- 通関や税関からの連絡が来た時の動き方
- 課税通知や受取拒否で返送になる流れ
- 次回から止めないための申告と発送のコツ
国際郵便の輸入取止め原因
まずは「なぜ止まるのか」を切り分けます。輸入取止めの周辺で一緒に出やすい追跡表示(通関手続中、税関保留、税関から名宛人に照会中、検疫確認中、配達局保留など)を手がかりにすると、次の一手が見えやすいです。
追跡と国際交換局の輸入取止め
まずは「どの国の情報か」を揃える
輸入取止めを見たら、最初にやるのは「どの国の追跡情報か」の確認です。国際郵便は、日本側の追跡と到着国側の追跡で表示がズレることが普通にあります。日本側で「国際交換局から発送」まで進んでいるのに、到着国側で急に輸入取止めっぽい表示が出る…みたいなケースもあるんですよ。ここ、モヤッとしますよね。
私の感覚だと、追跡は「正確に見えるけど、実は断片的」になりがちです。航空機に載ったタイミングや、到着国の交換局に入ったタイミングで更新が止まっているように見えても、裏側では税関や郵便の仕分けが進んでいたりします。逆に、表示だけ進んでいて現物が動いていないケースもゼロではないので、過信しないのがコツかなと思います。
追跡イベントの「前後」で原因を推理する
私がいつも意識しているのは、追跡イベントの直前・直後です。たとえば「到着」「通関手続中」の直後に止まっているなら税関絡みの可能性が上がるし、「配達局保留」なら住所や受取人対応が詰まりポイントになりやすい、という感じですね。輸入取止めという言葉そのものより、前後のイベントがヒントになります。
特に「国際交換局」に絡む表示は、国によって言い回しが違うので注意です。ある国では「Arrival at inward office of exchange」みたいな英語表記、別の国では「Held at customs」っぽい短い表示になったりします。ここで大事なのは、あなたが焦っても追跡が増えない時は増えない、という割り切りです。
私がやってる初動チェック
- 追跡番号を日本郵便と到着国郵便の両方で見る
- 止まった地点が国際交換局なのか、税関なのか、配達局なのかを確認
- 受取人に「税関や郵便から通知が来てない?」と聞く
- 内容品・価格・品名が申告と一致しているか見直す
止まって見える時の「現場あるある」
追跡の仕様自体が国によってかなり違うので、「追跡が細かく更新されないだけ」ということもあります。私がよく当たるのは、週末や祝日を挟んで更新が止まったように見えるパターン。あとは、到着国で税関が混んでいる時期(セール後、年末年始など)は、通関手続中から数日動かないのも珍しくないです。
逆に、同じ表示が長すぎる(例えば2週間以上まったく動かない等)なら、受取人側に連絡が来ているのに見落としている、住所不備、税関から名宛人に照会中なのに未対応、みたいな「人が動けば進む」状況が潜んでいることが多いです。発送者の私たちができるのは、受取人に確認ポイントを渡して動いてもらうこと。ここが一番現実的です。
追跡が不安定な国の傾向や対処は、ブログ内の別記事でも詳しくまとめています。
EMSで税関保留配達局保留
税関保留と配達局保留の「ざっくり違い」
EMSで動きが止まるとき、よく出るのが税関保留と配達局保留です。体感として、税関保留は「税関が確認したいことがある」ケース、配達局保留は「国内配送フェーズで受取れない事情がある」ケースが多いです(もちろん国や事業者で表現は揺れます)。
税関保留は、課税の計算や法令確認、内容品の確認、場合によっては検疫・規制品チェックなど、いろんな理由の“入口”になりやすいです。なので、税関保留=即アウトじゃないし、税関保留=即課税とも限りません。ここ、変に断定すると余計に混乱するので、私は「次に何を求められているか」を探すようにしています。
配達局保留で詰まりやすいポイント
配達局保留系だと、住所の書き方・電話番号・建物名の不足が原因になることがあります。海外は住所の書式が日本と違うので、Amazonの注文情報をそのまま貼っても、現地の郵便員が配達できない表記になっていることがあるんですよね。たとえば、部屋番号が欠けている、番地の順序が現地の慣習と違う、郵便番号の桁が間違っている、受取人名が短縮されていて照合できない、など。
私がよくやるのは、受取人に「住所の追加情報」をお願いして、現地の郵便アプリやカスタマーに伝えてもらう作戦です。発送者が現地郵便に直接介入できないことも多いので、受取人が動ける形に整えるのが最短かなと思います。
注意
追跡表示だけで原因を断定しないほうが安全です。正確な状況は、到着国の郵便事業者や税関からの通知内容を確認してください。
発送者としてできる現実的な対処
私が発送側としてできる実務は、受取人に「住所の追加情報(部屋番号、近くの目印、電話番号の再確認)」を渡して、現地郵便に伝えてもらうこと。逆に、発送側が日本でできることは限界があるので、焦っても空回りしがちです。
ここで一つ、地味に効くのが「受取人に聞く質問を具体化する」ことです。例えば「住所合ってる?」だけだと、受取人は「合ってるよ」で終わりがち。なので私は、「部屋番号ある?」「電話番号は国番号込み?」「建物名や階数は入ってる?」みたいに細かく聞きます。相手も「あ、抜けてたかも」って気づきやすいんですよ。
受取人に投げると効果が高いチェック項目
- 住所の行分けが現地の書式に合っているか
- 郵便番号が正しいか(桁・ハイフン含む)
- 電話番号が国番号から始まっているか
- 表札名と受取人名が一致しているか(法人宛てなら部署名)
税関から名宛人に照会中
この表示は「行動待ち」になりやすい
税関から名宛人に照会中は、かなり“対応が必要”なサインです。私の経験上、よくあるのは価格がはっきりしない、品名が曖昧、用途や成分の確認が必要みたいなパターン。受取人に照会が行っているので、受取人側が返事をしないと止まったままになりやすいです。
ここがやっかいなのは、発送者(私たち)側が「知らないうちに受取人に連絡が行っている」ことがある点です。受取人がメールやSMSの通知を迷惑フォルダに入れていたり、ハガキや簡易書留を見落としていたりすると、「ずっと止まってる」ように見えます。なので私は、追跡でこの表示が出たら、まず受取人に「税関・郵便から何か来てない?」と確認します。ここ、気になりますよね。
発送者が用意すると進みやすい資料
受取人から頼まれがちな資料(発送者が用意すると早い)
- 商品名と数量が分かる購入明細(Amazonの注文情報など)
- 支払い証明(カード明細の一部など、必要範囲だけ)
- 商品ページURL(内容が説明できるもの)
- 簡易インボイス(品名・数量・単価・合計・原産国)
私が実務で重視しているのは、「税関が困ってるポイントを先回りして潰す」ことです。たとえば価格証明なら、注文画面のスクショだけだと不足する国もあるので、できれば注文番号・商品名・数量・支払総額が一枚に収まる形で渡します。品名が曖昧だと、税率や規制確認ができないので、できる限り具体名に寄せます。
ここで大事なのは、盛らない・ぼかさないことです。値引きしてるなら値引き後の実売価格で揃える、品名は「gift」「parts」みたいな雑な表現にしない。私は「詰まる原因を先に潰す」派なので、普段から申告と明細が一致するように運用しています。
一次情報の参照(ここだけ発リンク1本)
(出典:税関『「外国から到着した郵便物の税関手続のお知らせ」というはがきが届いた場合』)
あと、受取人がパニックになりがちなポイントが「税関に提出する資料って、何をどこまで出すの?」問題です。私は受取人に、個人情報を必要以上に出さないよう配慮しつつ、税関が要求している範囲に合わせて提出してもらうように伝えています。ここは国や照会内容次第なので、最終的には通知の指示に従うのが安全です。
注意
税関対応はケースで必要資料が変わります。正確な情報は公式サイトをご確認ください。判断が絡む場合は、通関業者や専門家にご相談ください。
検疫確認中と動物検疫
検疫は「食品っぽい」「動植物由来」で起きやすい
検疫確認中は、植物検疫や動物検疫が絡む可能性があります。たとえば、食品っぽく見えるもの、植物由来の素材、動物由来の成分(革・毛・サプリ系)などは、国によって確認が入ることがあります。
Amazonせどりだと、意外と盲点なのが「雑貨のつもりで送ったけど、成分的に引っかかった」パターンです。コスメ、石けん、オイル、サプリ、漢方っぽいものは特に慎重にしたほうがいいですね。受取人側が「ただの石けんだよ?」と思っていても、国によっては成分や用途で規制が掛かることもあります。
発送前にできる「事故率を下げる」工夫
私がやっているのは、商品ページやパッケージの情報を見て「動植物由来の可能性があるか」を事前にチェックすることです。たとえば、レザー製品は動物由来、木製品は植物由来、ハーブやエキス配合は植物由来、みたいにざっくり当たりをつけます。その上で、宛先国で厳しそうなら、そもそも海外発送対象から外す判断もします。利益よりトラブル回避が優先です。
検疫確認中になった場合、発送者ができる支援は「内容品の説明を丁寧にする」ことです。受取人が当局に説明する場面があるなら、成分表や用途がわかる資料が役立つことがあります。ここもやりすぎは禁物ですが、必要な範囲で出せる情報を整理して渡すと、話が早いことが多いです。
豆知識
検疫は国ごとにルールが違います。送る前に、宛先国の規制や輸入条件を確認しておくと事故率が下がります。
私が「避けがち」なカテゴリ
個人的に、海外発送で検疫や規制の引っ掛かりが出やすいと感じるのは、サプリ・健康食品系、化粧品の一部、精油や香料、動物素材の小物あたりです。もちろん全部がダメじゃないんですが、止まったときの面倒さが大きいんですよね。なので私は、初心者のうちは「無難なカテゴリから出す」ほうがいいかなと思います。
禁制品や偽ブランド差止
ここは「詰まると致命的」になりやすい領域
ここは正直、いちばんシビアです。禁制品に当たると、輸入取止めから返送・廃棄・没収みたいな方向に進むことがあります。さらに偽ブランド差止(知的財産の差止)っぽい流れになると、やり取りが長引くこともあります。
私が海外発送で徹底しているのは、「怪しい商品はそもそも送らない」の一点です。せどりって利益が出る商品ほど模倣品も混ざりやすいので、真贋の不安があるなら国内販売に留める、仕入れ段階を見直す、メーカー正規品に寄せる…このほうが結局ラクです。あなたも「これ本物かな?」って一瞬でも思ったら、攻めないほうが安全ですよ。
発送者ができる「守り」の設計
実務的には、仕入れの時点で領収書や仕入れ証跡を残す、型番やJANで公式情報と突合する、出品時に説明を盛りすぎない、などが効きます。海外に行くほどチェックが厳しくなる国もあるし、税関や郵便で止まると、発送者も受取人も消耗します。
また、禁制品は「日本から送れるか」ではなく「宛先国で輸入できるか」が本丸です。日本の引受基準をクリアしても、到着国でNGになることは普通にあります。だから私は、国別条件や輸入規制が怪しいカテゴリは、最初から除外する運用に寄せています。
大事なお願い
禁止・規制に関する判断はケースで変わります。正確な情報は公式サイトをご確認ください。判断が絡む場合は、通関業者や専門家にご相談ください。
受取人とのコミュニケーションも重要
この手のトラブルは、受取人が「何が起きてるか分からない」と不安になりがちです。私は、状況を共有するときに「今は税関の判断待ち」「追加資料が必要な可能性がある」みたいに、確定していないことは確定と言わないようにしています。断定すると後で揉めやすいので、そこは丁寧にやるのが結果的にラクです。
国際郵便の輸入取止め対処
原因の当たりをつけたら、次は対処です。輸入取止めは「放置しても勝手に解決する」こともありますが、税金や書類、受取人のアクション待ちなら、こちらがサポートしたほうが解決が早いです。ここからは、私が実際にやっている動き方をまとめます。
課税通知書と関税通関手数料
課税は「あるある」だけど、断定はしない
海外向け発送だと、関税・消費税・通関手数料が受取人に請求されることがあります。ここで揉めやすいのが「え、追加で払うの?」問題。Amazonでも、出品設定や配送条件によっては受取人負担になるケースがあるので、私は高額品やトラブルになりやすい国には、事前に一言伝えるようにしています。
輸入取止めっぽい動きの背景が「課税通知書待ち」「支払い待ち」なら、受取人が支払えば動く可能性があります。ただし税額は品目や国、申告額で変わるので、こちらで断定はしません。税金はあくまで一般的に発生しうるという前提で、受取人に現地の案内に従ってもらうのが安全です。
受取人の不安を減らす伝え方
私が受取人に伝える時は、「税金が絶対かかる」ではなく「かかる可能性がある」「現地の通知に従ってね」と言います。ここで強く言い切ると、後で免税だった時に変な空気になるし、逆に「かからないはず」と言い切ると、課税された瞬間にクレームになります。なので、淡々と事実ベースで動かすのがコツです。
また、関税通関手数料の話になると「支払いたくない」という受取人も出てきます。その場合の出口は、受取拒否や返送になることがあるので、早めに「支払う・拒否する・返送する」の方針を決めたほうがいいです。曖昧なまま放置すると、保管期限でややこしくなりがちです。
発送者(私たち)ができるサポート
- 商品明細と金額が分かる情報をすぐ渡す
- 申告内容(品名・価格・数量)を受取人に共有する
- 受取人が通関ポータルで支払う場合の手順を一緒に確認する
トラブルを減らす「出品・発送」運用
私は、海外発送を回すなら「申告がブレない仕組み」を作ったほうがいいと思っています。たとえば、同じカテゴリは同じ書き方に統一する、単価の根拠が分かるようにしておく、割引があるなら明細と一致させる、など。こういう地味な統一が、税関から名宛人に照会中や課税トラブルの減り方に直結します。
調査請求と通関手続のお知らせ
「状況が不明」のまま抱えない
「結局いま何が起きてるの?」が分からないときは、調査請求という手段があります。私の感覚だと、追跡が長く止まっていて、受取人にも通知が来ていない、現地の郵便にも連絡がつかない…みたいな時に検討します。
ただし、調査請求は“魔法のボタン”ではなく、調査にも時間がかかることがあるし、そもそも税関判断が絡むとすぐに動かせないこともあります。だから私は、調査請求に行く前に「受取人側でできること」を全部潰します。通知の確認、支払いの確認、住所の確認、これをやってからです。
通関手続のお知らせが来たら「指示優先」
一方で、日本向け(海外→日本)の場合は、通関手続のお知らせのような通知が来ることがあります。この場合は、書いてある指示に沿って対応するのが最短です。ここで自己流で動くと遠回りしがちなので、私は「通知に書いてあることを、必要な範囲で淡々と揃える」スタンスです。
海外向けでも、現地で似たような「追加提出」や「本人確認」を求められることがあります。受取人が英語が苦手だと詰まりやすいので、私は要点だけ翻訳してあげたり、提出資料を箇条書きで渡したりします。発送者が全部やるのは無理でも、受取人が動ける形に整えるだけで進みが変わります。
調査系で手元にあると便利なもの
- 追跡番号
- 差出票の控え(受付日が分かるもの)
- 内容品の明細と価格が分かる資料
- 受取人の連絡先(メール・電話)
私の「現場テンプレ」連絡文
受取人に送る連絡は、長文よりテンプレが効きます。私は「現在の追跡表示」「確認してほしいこと」「こちらから渡せる資料」を短く送ります。相手も忙しいので、やることが明確なほうが動いてくれるんですよね。ここ、地味だけど効きます。
インボイス不足とEAD不備
輸入取止め対策の本命はここ
輸入取止めを減らすうえで、いちばん効くのはここです。インボイス不足や通関電子データ(EAD)の不備は、発送側の改善でかなり防げます。ぶっちゃけ、ここが整うと「税関から名宛人に照会中」も減りやすいです。
私が海外発送で意識しているのは、「税関が見て判断できる情報を最初から出す」こと。品名は具体的に(例:T-shirt、used book、kitchen tool など)、数量と単価、合計、原産国を揃える。ざっくり書いて「伝わるでしょ」は、海外だと事故りやすいです。
「書き方の統一」が強い
インボイスは、豪華である必要はないけど、必要情報が欠けると詰みます。私は、同じカテゴリなら品名表記のルールを固定して、数量・単価・合計の並びも固定します。これだけで、問い合わせが来たときに「どれが正しい?」が起きにくくなります。
あとEAD(通関電子データ)は、発送方法やラベル発行方法で要件が変わることがあるので、運用をバラさないのがコツです。複数の発送手段を混在させると、たまに「今回だけデータが足りない」みたいな事故が起きます。私は、使うサービスと手順をなるべく統一してます。
申告ミスの定番と、私の対策
| よくあるミス | 止まりやすい理由 | 私の対策 |
|---|---|---|
| 品名が曖昧(gift/parts) | 中身が判断できない | 具体名+用途を入れる |
| 価格が低すぎる/不自然 | 過少申告を疑われる | 実売ベースで整合させる |
| 数量・単価が欠ける | 課税計算ができない | 数量×単価×合計を固定 |
| EAD未対応のラベル | 電子データ不足 | 発行方法を統一して運用 |
私は「詰まりやすい商品」を先に分ける
運用の考え方としては、全部を同じ粒度でやると疲れるので、「詰まりやすい商品」だけ、申告を厚くします。例えば、化粧品や電池っぽいもの、成分が多いもの、説明が難しいもの。こういう商品は、品名・用途・素材を丁寧にしておくと、後で助かります。
発送設計(送料・申告・ラベル運用)をまとめて見直したいなら、ブログ内のチェックポイント記事も参考になります。
あと、申告で地味に多いのが「商品代金に送料を含めるの?」問題。国やルールで扱いが変わることもあるので、私は迷うところを先に潰すようにしています。
受取拒否と返送保管期間
受取拒否は「出口」だけど、コストが出やすい
受取人が関税や手数料を払いたくない場合、受取拒否になることがあります。そうなると返送に進むことがあり、さらに保管期間が切れると返送処理が始まるケースもあります(保管期間は国や扱いで変わります)。
返送って「すぐ戻ってくる」イメージを持たれがちなんですが、現場感としてはかなり時間がかかることもあるんですよね。航空便の空き待ち、通関の戻り処理、国際交換局での滞留…いろんな要因が重なります。だから私は、返送になりそうなら「返送中にどう扱うか(返金のタイミング、再送の有無)」を早めに決めます。
保管期間のリスクを軽く見ない
保管期間は国やサービスで違うので一概には言えませんが、体感として「気づいたら返送に回ってた」ケースが一番しんどいです。受取人が長期不在、通知を見落とし、支払いを後回し…これで保管期間を過ぎると、意図しない返送になります。なので私は、輸入取止めや保留が出た時点で、受取人に「放置は危ないかも」と一言入れます。これだけで事故が減ることがあります。
返送・返金は早めに方針決め
返送中は追跡が飛び飛びになることもあります。返金や再送の判断は、取引ルール(Amazonの要件など)に沿って進めてください。迷う場合は、最終的な判断を専門家にご相談ください。
私が受取人に確認する「合意ポイント」
揉めないために、私は最低限この3点を合意します。1つ目は「支払う意思があるか」。2つ目は「支払わないなら返送でOKか」。3つ目は「返送になった場合の費用と再送の扱い」。ここを曖昧にすると、あとで「聞いてない」になりやすいので、チャットでもメールでも記録が残る形がいいです。
合意しておくと揉めにくい項目
- 関税通関手数料の負担者(受取人か、発送者が補助するか)
- 返送になった場合の対応(返金・再送・部分返金の可否)
- 保管期限が迫っている場合の締切(いつまでに判断するか)
国際郵便の輸入取止め追跡と対処
最後に、私の「全体の考え方」
最後にまとめると、国際郵便の輸入取止めは「税関で止まっている」という事実だけが見えて、原因は幅広いです。だからこそ、私は追跡の地点と通知の有無で切り分けて、受取人が動くべきところ(支払い・書類提出)と、発送者が支援できるところ(明細・インボイス・申告の整合)を分けて考えています。
そして、追跡だけ見て空回りしないのが大事です。追跡はあくまで「状態のサイン」で、原因確定の証拠ではありません。必要な場合は、到着国の郵便や税関からの連絡内容を起点に動く。これが一番早いです。
発送者として「これだけはやる」順番
私の結論(最短で前に進める順)
- 追跡を両方(日本郵便・到着国)で確認する
- 受取人に通知(課税通知・照会)が来てないか確認する
- インボイスと申告の整合を取り、必要資料を即出す
- 禁制品・検疫・知財の可能性があるなら無理に押さない
断定せず、一次情報と専門家を使う
税金や規制、通関の扱いは国・品目・状況で変わります。数値や扱いは「あくまで一般的な目安」と捉えてください。正確な情報は公式サイトをご確認ください。判断が絡む場合は、通関業者や税理士など専門家にご相談ください。
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