国際郵便の輸入不許可の原因と対処法まとめ

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国際郵便の追跡が動かなくて、輸入不許可と出て焦る…ここ、気になりますよね。

私もAmazonマーケットプレイスで海外発送を日常的にやっているので、輸入取止めや通関保留、税関保留、通関手続中のまま止まるケースは何度も見てきました。さらに税関から名宛人に照会中になったり、税関手続のお知らせはがきが届いたりすると、何を出せばいいのか分からなくなりがちです。

この記事では、危険物や禁制品みたいにそもそも厳しい物なのか、薬監証明や個人輸入2か月分の目安が絡むのか、返送・没収・廃棄のどれに進みやすいのかを、あなたが次に動ける形で整理します。

なお、最終的な判断は税関・所管官庁・配送事業者の案内が基準になります。ここでは「現場で迷いがちなポイント」を、できるだけ手順に落として書きます。

  • 輸入不許可が示す状態とよくある原因
  • 追跡ステータスの読み方と次の行動
  • はがきが来たときの準備物と連絡先の考え方
  • 返送・没収・廃棄を避けるための予防策
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国際郵便の輸入不許可とは何か

輸入不許可は「到着国の税関・検疫・所管官庁の判断で、いまの状態では国内に入れて配達できない」サインです。原因は禁制品のように完全アウトなものから、申告不足で止まっているだけのものまで幅が広いので、まずは追跡の文言を冷静に分解していきます。

追跡の輸入取止めと同義語

追跡で見かける輸入取止めは、体感的に「輸入不許可と同じ悩み」で検索されやすい表現です。現場でも、受取人から「輸入取止めって出たんだけど終わり?」みたいな相談が多いんですよね。

ただ、輸入取止め=即没収と決まるわけではありません。ここで大事なのは、輸入手続が止まっている“理由”がまだ確定していないことが多いという点です。税関や検疫側が確認したい項目があるだけのケースもあれば、規制品に該当して追加書類が必須なケース、そもそも禁制品・危険物で通せないケースも混ざります。追跡だけで断定しないで、次のアクションを組み立てるのがコツかなと思います。

輸入取止めで起きやすい分岐

  • 追加書類や説明が必要で一時停止している(提出すれば進む可能性あり)
  • 規制品で、許可・数量条件が足りない(一部放棄・返送などの判断が必要)
  • 禁制品・危険物で、返送か廃棄に寄る(書類で解決しにくい)

ポイント:輸入取止めは「ゴール」じゃなくて「分岐点」になりやすいです。追跡の次の更新(照会中、保留、通知の有無)で、取れる手が変わります。

私が受取人にまず聞く3つ

  • 中身は何か(食品・薬・電池・液体・ブランド品っぽい物があるか)
  • 税関手続のお知らせはがき等の通知が来ていないか
  • 購入証跡(注文画面、決済履歴、請求明細)をすぐ出せるか

発送側の私としては、輸入取止めの段階で焦って「もう返金して!」みたいに動くより、まずは状況を整理して、必要書類が出せるなら出して進めたほうが結果が良いことが多いです。もちろん禁制品っぽいなら話は別ですが、そこは次の見出しで切り分けます。

輸入取止め周りの追跡の流れや、返送に進むパターンは別記事で詳しくまとめています。必要ならあわせてどうぞ。

国際郵便の輸入取止めの原因と対処

通関保留・通関手続中の意味

通関手続中通関保留は、必ずしも「ダメ確定」ではありません。むしろ多いのは、税関が内容や価格を確定できず、確認待ちになっている状態です。ここ、誤解が多いんですが、通関って“自動で通る”というより、判断できる材料が揃っているとスッと進む、足りないと止まる、という感じなんですよね。

とくに国際郵便は、ラベルや電子データに依存する部分が大きいです。品名がふわっとしていたり、価格が空欄だったり、同梱物が多くて内訳が読めないと、「確認が必要」になりやすい。受取人から見ると「止まった!」に見えますが、税関側からすると「判断できないから保留」になっているだけ、というケースがかなりあります。

よくある保留の理由

  • 品名が曖昧(gift、sample、accessoryだけ等)
  • 価格が空欄・0表記・通貨不明
  • 数量・単価の整合が取れない
  • 成分や用途が不明(食品、化粧品、医薬品系)

通関保留は「追加情報を出せば進む」ことがあるのがポイントです。追跡が止まっても、次の見出しの「照会中」「はがき」の有無で動き方が変わります。

保留のときに効く“追加情報”の出し方

私が実務でよくやるのは、受取人に「どの情報を、どの順で出すか」を伝えることです。といっても難しい話じゃなくて、基本は購入証跡+内容説明+必要ならラベル写真です。

  • 注文確認メールや注文履歴のスクショ(商品名・価格・数量が見えるもの)
  • 決済履歴(クレカ明細や決済サービスの履歴)
  • 内容品の用途(個人使用か、販売か、業務用か)
  • 食品・化粧品・医薬品っぽいなら成分表やラベル写真
追跡の見え方 ありがちな原因 次にやること
通関手続中が長い 確認待ち・混雑 通知の有無を確認し、来たら優先して回答
通関保留 品名/価格/用途の不足 注文証跡、用途、内訳を提出
税関から照会中 規制品の疑い 成分表、ラベル写真、数量根拠を用意

通関や税関の判断はケースで変わります。正確な要件は、税関・日本郵便・到着国当局の案内を必ず確認してください。

ここまでやっても動かないときは、単純に繁忙期だったり、検査対象に当たって時間がかかっていることもあります。とはいえ、通知が来ているのに放置すると返送に寄ることがあるので、まずは「通知の有無」だけは最優先で見てほしいです。

税関から名宛人に照会中

追跡に税関から名宛人に照会中が出ているなら、「税関が受取人(名宛人)に確認したいことがある」状態です。私は発送側でも、ここで止まるときはだいたい申告情報の不足規制品の可能性が絡んでいました。

このステータス、個人的には「受取人の動きが必要になりやすい合図」だと思っています。発送側ができることは限られていて、税関が求める情報を持っているのは基本的に受取人(購入者)側なんですよね。だからこそ、受取人に“何を準備しておくべきか”を具体的に伝えるのが大事です。

この段階でやるべきこと

  • 受取人は、税関からの通知(はがき等)が届いていないか確認
  • 購入証跡(注文画面、決済履歴)をすぐ出せるように準備
  • 成分表・ラベル写真・用途説明を用意(食品・化粧品・医薬品系)

照会になりやすい“中身”の傾向

照会の理由は色々ですが、私は体感で次のジャンルが多いです。これ、あなたも心当たりがあるかもですよ。

  • 医薬品・サプリ・化粧品:成分や効能の確認、数量の確認
  • 食品・口に触れる物:成分・用途・材質の確認
  • 電池・液体・スプレー:危険物の可能性の確認
  • ブランド品っぽい物:知的財産侵害の疑いの確認

発送側の私がやること:受取人に「注文履歴のスクショ」「内容物の写真」「商品ページのURL(保存用)」をまず送ってもらって、説明文を一緒に作ります。税関は“判断材料”が増えると話が早いことが多いです。

あと地味に効くのが、「用途」の説明です。たとえば同じ商品でも、個人使用なのか、転売目的なのかで見られ方が変わることがあります。もちろん嘘はダメですが、個人使用なら個人使用として、どう使う予定かを短くでも説明すると通りが良いことがあります。

発送側の私ができるのは、注文情報やインボイスの再提示、内容品の説明の補足くらいです。受取人に「何が必要か」を伝えるためにも、追跡の文言をスクショして共有するとスムーズですよ。

税関手続のお知らせはがき

税関手続のお知らせはがき(外国から到着した郵便物の税関手続のお知らせ)が来たら、放置はおすすめしません。一定期間内に回答がないと、返送などに進む可能性があるためです。ここ、気持ちは分かります。「はがき?何それ?面倒…」ってなりがちなんですが、実際はこのはがきが“問題解決の入口”になっていることが多いです。

大事なのは、はがきの中でも連絡事項欄です。ここに「何を出してほしいか」が書いてあるので、そこに全振りでOKです。逆に、連絡事項に書かれていないことを先回りして大量に送ると、やり取りが長くなって余計に遅れることもあります。

はがきで求められがちな情報

  • 商品名、数量、購入価格、送料の根拠
  • 用途(個人使用か、販売・業務用か)
  • 成分表・表示ラベル(医薬品・化粧品・食品)

はがきの「連絡事項」に書かれている照会内容が実質すべてです。まずはそこを読んで、求められている情報だけを優先して返すのが早いです。

受取人が“実際に提出しやすい形”

提出っていうと構えちゃいますが、現実的には次のセットが一番ラクです。

  • 注文履歴のスクショ(商品名・数量・価格が分かる)
  • 決済履歴のスクショ(支払の事実が分かる)
  • 商品ページのスクショ(用途・成分・仕様が分かる)
  • ラベル写真(手元にあるなら、表裏を撮る)

あと、はがきの扱いについては税関側がQ&Aとして整理しているので、受取人が「連絡事項欄を見て回答」という前提を確認したいなら、このページが一次情報として分かりやすいです。

(出典:税関公式Q&A「外国から到着した郵便物の税関手続のお知らせ」)

医薬品や規制品が疑われるケースは、管轄機関や税関の指示に沿ってください。迷う場合は、最終的な判断は専門家や所管官庁に相談するのが安全です。

発送側の私としての実務アドバイスは、受取人に「はがきの写真(連絡事項が見える状態)」を送ってもらうことです。これがあると、こちらも状況を把握しやすくて、必要な資料の指示が早く出せます。逆に、文面が曖昧なままだと、提出物がズレて二度手間になりがちです。

医薬品等の個人輸入2か月分

輸入不許可まわりで、いちばん「知らずに詰まる」ことが多いのが医薬品・サプリ・化粧品です。海外ではサプリ扱いでも、日本側の判断で医薬品相当になったりします。ここ、めちゃくちゃ多いんですよ。Amazonでも、海外セラー品や並行輸入っぽい商品で、成分表示が日本の感覚とズレていると止まりやすいです。

一般論として、個人輸入は用法用量ベースで2か月分が目安とされることが多い一方、処方薬や成分によっては目安が変わります。ここは断定せず、税関や所管官庁の案内で確認して動くのが無難です。私も受取人に説明するときは、「2か月分って書いてあるから大丈夫」じゃなくて、「用法用量から見て2か月分以内に見えるか」を一緒に確認します。

2か月分の“現場での数え方”の考え方

感覚としては、次の式でざっくり見ます。もちろん最終判断は所管官庁・税関です。

  • 1日の使用量(または摂取量)×日数=使用量の総量
  • それが60日相当を超えると、確認や追加書類に寄りやすい

私が受取人に伝えている確認ポイント

  • 商品ページの効能・成分表示(スクショでもOK)
  • 一日の摂取量(用法用量)と購入数量
  • 同じ成分の商品を複数買っていないか
ジャンル 止まりやすい理由 提出しやすい資料
サプリ 成分が医薬品相当と判断される可能性 成分表、商品ページ、用途説明
化粧品 用途・成分が不明で確認が必要 ラベル写真、成分、容量、数量
医薬品 数量制限、輸入確認が必要な場合 用法用量、数量根拠、必要なら確認書類

「2か月分」の数え方は、商品ごとに判断が割れやすいです。早めに税関へ照会して、必要なら追加書類の案内をもらうのが近道かなと思います。

ここは健康にも法令にも関わるので、無理に自己判断で突っ走らないのが大事です。受取人が困っているなら、はがきや照会内容を見ながら、税関や所管官庁の指示に沿って一緒に整理する。これが一番安全で早いです。

国際郵便の輸入不許可の対処法

ここからは、実際に止まったときの動き方を「何を準備して、誰に連絡して、どこで分岐するか」でまとめます。輸入不許可は原因によって打ち手がまったく違うので、順番を間違えないのがコツです。

薬監証明が必要なケース

医薬品・医療機器・一部の化粧品などは、数量や内容によって薬監証明(輸入確認証等)が必要になることがあります。私の経験上、ここで重要なのは「受け取れる数量だけ受け取る(超過分を放棄)」か「丸ごと返送する」かの判断です。

ここ、読者のあなたが一番困るのが「必要と言われたけど、どう動けばいいの?」だと思うんですよね。私がよく見る流れだと、税関から照会が来る→受取人が資料を出す→規制対象なら追加の手続き案内が出る、という順番です。つまり、いきなり薬監証明を取りに行くというより、まずは税関の照会に対して、内容物と数量の根拠を出すところから始まることが多いです。

現実的な判断のしかた

  • 個人使用として受け取れる範囲か(数量・成分・用途)
  • 超過分だけ放棄できる運用か(税関の案内に従う)
  • 返送したい場合の連絡先(はがきを出した税関窓口)

私が“受取人と一緒に”整理する手順

薬監証明が絡む可能性があるとき、私が受取人にお願いするのは次の4点です。これが揃うと、話が前に進みやすいです。

  • 商品の正式名(商品ページの表記)
  • 数量(個数・内容量・錠数など)
  • 用法用量(1日あたりの使用量)
  • 用途(誰が、どう使うか)

よくある落とし穴:同じ成分の類似品を複数買っていると、合算で数量超過っぽく見えることがあります。本人は「別の商品」でも、税関側の確認では「同種同効」に見えることがあるので、購入履歴をまとめて出せるようにしておくと安心です。

医薬品まわりは健康・法令に直結します。正確な情報は厚生労働省・厚生局・税関の公式案内を確認し、判断に迷う場合は専門家へ相談してください。

私は発送側なので断定はしませんが、体感としては「説明が丁寧で、根拠が揃っている」ほどスムーズです。逆に「よく分からないけどサプリです」みたいな返答だと、追加確認が増えて長期戦になりがちです。面倒でも、最初に材料を揃えるのが近道ですよ。

通関電子データ不足の注意

最近は、国際郵便でも通関電子データが前提になっていて、情報が薄いと止まりやすいです。受取側の輸入でも、差出側の発送でも、結局は「税関が判断できる情報が揃っているか」が勝負になります。

この“電子データ不足”って、ぱっと見だとピンと来ないかもですが、要は税関が見る画面に必要項目が埋まっていない状態だと思ってください。たとえば品名が「gift」だけ、価格が0、数量が曖昧、素材が分からない…みたいなやつです。これ、受取人から見ると「なんで?」ですが、税関側からすると「判断材料がない」ので止めざるを得ないんですよね。

電子データ不足で起きがちなこと

  • 品名・材質・用途が足りず、照会になりやすい
  • 価格の根拠が曖昧で、課税価格が確定できない
  • 住所や連絡先が不完全で、連絡不能のまま保留

発送側の私が徹底している“書き方”

私は海外発送を日常的にやるので、ここは最初からルール化しています。コツは「具体的に、短く、誤解されない単語で」です。

  • 品名:素材と用途を入れる(例:cotton T-shirt、stainless steel bottle)
  • 数量:セットなら内訳が分かるようにする(2pcs、3 setsなど)
  • 価格:通貨を明記して根拠を残す(USD、EURなど)
  • 用途:personal use / commercialのどちらかが分かる説明

発送側の実務としては、CN22/CN23やインボイスの記載を具体的にするのが一番効きます。私は送料や申告の迷いどころを別記事でチェックリスト化しています。

国際郵便の送料と申告のチェックポイント

受取人側の視点だと、通関電子データ不足は「受け取るために追加で説明が必要」な状態になりやすいです。だから、通知が来たら注文証跡と説明をサクッと返す。これができると、長引きにくいかなと思います。

国際郵便の危険物と送れないもの

輸入不許可の中には、書類でどうにもならない危険物・禁制品が混ざります。スプレー缶、香水、引火性のある液体、リチウム電池を含む機器などは特に注意が必要です(あくまで一般的な例です)。

ここ、発送の現場だと「知らずに入れてしまった」が本当に多いです。例えば香水やマニキュア、ヘアトニックみたいな“日用品”は、本人の感覚だと普通に送れそうに見えるんですよね。でも航空危険物の扱いになると、国際郵便では厳しくなりやすい。しかも、外見で分からなくても、X線や検査で見つかったら止まります。こうなると、追加書類で解決というより、返送や廃棄の方向に進みやすいです。

危険物は安全に関わるため、到着国や航空輸送のルールで扱いが変わることがあります。正確な情報は日本郵便や到着国の禁制品案内を必ず確認してください。

私が発送前に必ず見る項目

  • 電池・液体・粉末・スプレーの有無
  • 化粧品・香水などアルコール含有の可能性
  • 食品・肉製品・植物・種子の有無(検疫が絡む)

危険物を疑うときの“現実的な動き方”

受取人から「輸入不許可っぽい」と相談が来たとき、内容物に心当たりがあるなら、私は次のように伝えています。

  • 心当たりがある品目をリストアップして共有する(電池、液体、香料など)
  • 返送・廃棄の可能性も織り込んで、販売者/プラットフォームの返金条件を確認する
  • 税関や配送事業者の指示に従って対応する(自己判断で“ごまかす”のはNG)

危険物は「申告を丁寧にすれば通る」タイプではないことが多いです。だからこそ、発送前のチェックが一番コスパ良いです。私は梱包前チェックをルーチン化してから、トラブルがかなり減りました。

あと、受取人側に言っておきたいのは「危険物が疑われる場合、時間がかかることがある」という点です。検査や処理の手順が増えるので、追跡が止まる期間も長くなりがちです。だからこそ、早めに原因を切り分けて、返送・放棄の判断を先に想定しておくと、精神的にもラクですよ。

返送・廃棄・没収の分岐

輸入不許可で一番つらいのが、「結局どうなるの?」問題ですよね。大枠は返送廃棄(滅却)没収の3つに分かれます。ここを理解しておくと、受取人も発送側も、次の一手が決めやすいです。

まず返送は、書類未提出や住所不備、保管期限切れ、規制で通せないなどで起きます。体感では「返送できるならまだマシ」な方で、販売者との返金交渉や再発送の相談に繋げやすいです。一方で、廃棄(滅却)や没収は、危険物・禁制品・検疫違反・知的財産侵害など、ルール上“国内に入れられない”方向に寄ったときに起きやすい。ここは発送側でもコントロールしにくいので、起きた後の手続きと証拠管理が大事になります。

分岐 起きやすい原因 受取人・差出人の動き
返送 書類未提出、住所不備、規制で輸入不可 税関の案内に沿って返送手続、販売者へ返金交渉
廃棄(滅却) 禁制品、検疫違反、超過分の放棄 放棄の意思表示や手続期限を確認
没収 偽ブランド等の知的財産侵害が疑われる 通知書の指示どおりに意見提出等を検討

私が返送トラブルで必ずやる“証拠の残し方”

私は発送側として、返送になったときは「追跡の履歴」「税関の通知」「出した書類」をセットで保管して、プラットフォームや決済の申立てに備えています。感情的に動くより、証拠を整える方が結果的に早いです。

  • 追跡番号と全履歴のスクショ(日時が見える状態)
  • 税関手続のお知らせはがき・通知書の写真
  • 購入証跡(注文、決済、商品説明)
  • やり取りのログ(メール、チャット)

没収や知的財産関連の手続きは、内容によって対応が大きく変わります。無理に自己判断せず、通知書の記載と税関の案内、必要なら専門家に相談してください。

あと、返送・廃棄・没収のどれに進むかは、通知が来た時点で「選べる」こともあれば「選べない」こともあります。だからこそ、通知の内容を正確に読み取って、期限内に動く。ここが一番重要です。

国際郵便の輸入不許可を防ぐ要点

最後に、私が実務で一番効くと思っている「予防策」をまとめます。輸入不許可は、発送前に潰せる原因がけっこうあります。というか、実務だと「止まった原因の半分くらいは申告の薄さ」だったりします。ここ、地味だけど効きますよ。

  • 品名は具体的に(素材・用途まで書く)
  • 価格は0にしない(通貨も明記、根拠を出せるように)
  • 数量・単価の整合(セット品は内訳が分かるように)
  • 受取人情報を完全に(住所・郵便番号・国名・連絡先)
  • 医薬品・食品・植物・肉製品は慎重に(検疫・許可が絡む)

私の“発送前チェック”をもう少し具体化すると

私は海外発送が多いので、ミスを減らすためにチェックを分けています。梱包前、ラベル作成時、発送直前の3段階です。

  • 梱包前:中身に電池・液体・スプレー・香料・食品がないか
  • ラベル作成時:品名は具体的か、価格は根拠があるか、数量は合っているか
  • 発送直前:受取人住所は欠けていないか、電話番号は入れたか、国名は合っているか

個人事業主の発送だと「時間がないから適当に…」ってなりがちなんですが、ここでミスると、結局もっと時間が溶けます。だから私は、“止められやすい項目だけ”を固定で確認するようにしています。

輸入不許可をゼロにするのは難しいですが、少なくとも「申告の薄さ」で止まる確率はかなり下げられます。私の運用だと、申告を整えるだけで通関保留の件数は目に見えて減りました。

より体系的なチェックリストは、別記事にまとめています。発送前の最終確認に使いたい人はどうぞ。

国際郵便の輸入不許可を防ぐ実践ガイド

この記事は一般的な整理で、個別案件の結論を保証するものではありません。正確な情報は税関・日本郵便・厚生労働省などの公式案内をご確認ください。最終的な判断は専門家や所管官庁にご相談ください。

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